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お勧めしたタンノイは完成度120% |
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10万円以内で音の良いスピーカーを探しているというご相談を頂いたので、いくつかの候補の中からお薦めしたのがこのタンノイのスピーカーでした。
カタログの写真やデーターから箱の寸法比とユニットの取り付け位置等のバランスを中心に割り出しするのですが、過去のデーターから外れはほとんどありません。
そうは言えども聞いた事のない物を薦めるわけですから、ある意味絶対と言えるわけでもありません。買った後、Y.Tさんからは実売価格60,000円ほどなのに信じられないくらい良い音がすると報告を頂き安心はしておりました。
その内スピーカーの加速度組み立てをして欲しいと頼まれておりましたので、丁度近くに仕事が出来たのでその足で立ち寄らせて頂きました。
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トールボーイタイプスピーカーにはあり得ないノリの良さ
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現状のままの音を聞かせて頂きましたが、トールボーイタイプのスピーカーには無いとてもテンポ良くリズミカルに鳴っているのには驚きました。この鳴り方ならどんな音楽を聞いても楽しめるはずです。スカッと爽やかで小気味いいんです。今まで訪問した中で紛れもなく一番コンディションの良い状態です。
こんな安いスピーカーに関わらず、じっくりと観察したところ6個あるユニット全ての方向性が揃っているのにはどう考えても信じられません。偶然でこんな事が起こるはずなどありません。狙ってこのように組み上げているとしたら脱帽です。
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徹底した加速度組み立ての実行
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スピーカーのエネルギーの方向性が完璧なわけですので、何もする事ないほどです。しからばと全部のユニットを外し左右バラバラにした上で適材適所のペアりリングを取り直すことにしました。この方法ですとさすがに総入れ替えになります。
ネジに至っても22個ある物を全て配置し直しました。それにしてもL型6角レンチで回す木ネジのトルクコントロールは本当に難しいです。相手が圧縮ボードですので何度も繰り返すと馬鹿になるので理想は一発で決めるべきです。
しかし、締め直ししたネジは半分くらいはあったでしょう。そんな後にやっと完成しました。このトルクコントロールは今までで一番苦労しました。
スピーカーの位置をビシッと決めると6畳の部屋には経験した事ないほどの凄い音が怒涛の如く押し寄せるのです。これにはY.Tさんも私も驚きっ放しです。
恐るべしは加速度組み立てです。
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基本的な部分でチームワークがとれている
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冷静に振り返りますとスピーカーの底にはエコブラス製スパイクとスパイク受けインシュレーターのポイントベイシーがありました。
もちろん電源タップにも「ナイアガラSt.」初め、各機器には「AC-RG1」、伝送系も「PIN-RGB2」、「SP-RGB1」とローゼンクランツ製品でバッチリ決めてくれておりましたから出た音ではあります。
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